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別の職業のお話し(漁師編)

漁師という職業

先日、いつものように沖縄に帰っていました。

少しずつ肌寒くなってきましたが、日中は27℃とまだまだエアコンが必要です。

いつものところで波乗りを終えた後、波乗り仲間のひとりがこんな写真を送ってきました。

ロウニンアジという魚で、英名『ジャイアント・トレバリー』略してGT(ジーティー)とも言います。

スズキ目アジ科ギンガメアジ属の魚で、全長180cm体重80kgまで成長するといわれてます。

さて、今回はこのGTについてではなく、コロナ禍で漁師を目指す仲間が教えてくれた"漁師という職業"についてです。

漁師にもいろいろなジャンルがある

漁師という職業は皆さんご存じかと思います。

では「どうしたら漁師になれるの?」と聞かれても知らない方が多いかと思います。

 

漁師といってもいくつも種類があるようで、何を獲るのかによって違いがあるようです。

例えばマグロを獲る漁師やタコを獲る漁師などのようにジャンルが様々です。

 

写真のGTは素潜り漁で水中銃を使用してゲットしています。

つまり友人は素潜り漁師を目指し現在、準組合員として漁をしています。

組合員・準組合員

さて、漁師についてもう少し詳しく解説します(友人から詳細を聴きました)。

漁師になるためには、各地にある漁業組合の組合員になる必要があります。

組合員には準組合員と組合員に分かれており、漁師になるためには先ず準組合員から始まります。

 

準組合員になるためには組合員2名の推薦状が必要となります。

準組合員から組合員になるためには年間の漁獲高がノルマを超え、さらに審査を通過しなければなりません。

 

ちなみに漁獲高のノルマは漁業組合によって違うようで、年間50~100万円が相場のようです。

組合員も準組合員も漁で獲った魚介類を漁業組合経由で市場に提供しています。

 

このうち組合員は漁獲高の10%の収入を得ることができ、準組合員は6%の収入を得ることができるそうです。

この差が組合員と準組合員の違いです。ノルマを達成できない準組合員には降格制度はなく、そのまま準組合員でいられます。

最近の漁師事情

漁師も他の職業と同様で高齢化が進み後継者不足が深刻なようです。

そのため若い後継者を歓迎する漁業組合が多いようです。

 

その一方で、新参者が参入すると自分たちの漁獲高が減ることを懸念する先輩漁師もいるようです。

実際に友人と一緒に漁師を目指している方は、ふたつの漁業組合で先輩漁師から厳しい洗礼を受け、三つ目の漁業組合で漁師を目指しています。

 

"先輩海人(うみんちゅう)に嫌われないようにするのがポイント"と友人は話していました(海人=沖縄の漁師)。

何処も、同じようなことがポイントなんですね。なんだかなあ~...

ゲットしたGTの価値は

ゲットしたGTの重さは20kgあったそうです。

20kg級のGTになるとやや身が硬いようで、10kg前後が価格は高いようです。

 

ちなみに300円/kgで取引されたようです。GTの写真、尾びれ下をよく見るともう一匹魚が隠れています。

これはイラブチャーというブダイ科の魚で、沖縄と言えばこのカラフルな魚というくらい代表的な魚です。

こちらの方が高級魚になります。

職業が違っても共通するポイント

友人は漁師を目指す前、アメリカ兵を主なターゲットとしたクラブを経営していました。

店舗をふたつに増やすなど順調な経営でした。

しかし、今回の新型コロナ感染症により店を閉店し、心機一転漁師を目指しています。

 

どんな職業でもそうかもしれません。

"先輩海人に嫌われないようにするのがポイント"というように、先ずはその職場の先人とうまくコミュニケーションを構築することが大切です。そしてコミュニケーションを通じ相互理解を深めることで、おのずと道も開けてくるのかと思います。

 

彼は沖縄出身ではありませんが、人当たりがよく自分が決めた道に向かいきちんと進むタイプなので、ノルマをクリアし立派な漁師に必ずなると確信しています。

 

GT釣ってみて~(by道又)

(  ^ω^)小アジも釣れてないくせに...。

記:TS